The Fields, The Sky

巷で話題（？）のすたーうぉーずですが、当初観るつもりなんて全然なかったのですが（エピソードＩがあんまりにもひどかったので。IIは映画館では観てない）、たまたまIIをDVDで観る機会が最近あって、まあ最後だし、せっかく映画館でやるんだし、ということもあって（＋当日、たまたま早起きして、あんまりにも暇だったので。笑）観にいきました。

で、最初から話の筋は分かっているわけですから、そもそも鑑賞ではなくて「確認作業」でしかないわけですが（笑）、それにしても、なんでこの程度の映画にここまでの時間とお金を費やしたのか、もう分かりません。まあ、そもそも1-3はお祭りみたいなもんだし、観るほうは1,800円でその祭りに参加したとでも思えばいいわけで、別に損した、とは思ってませんが、もっと「さらり」と作っても良かったんじゃあ・・・

確かに、最初の4-6のスターウォーズはすごかったし面白かったと思うのですが、なんで1-3を映像化したのかも良く分かりません。こういう説明的なものは小説か何かにとどめておくのが良かったんじゃないかと思いますが・・・まあ、1-3の中では3が一番良く出来てると思います。ってか、1と2がひどすぎるだけですけど。

SFなんで話に無理があるとか言うような野暮なことはもちろん言いませんが、思うに、1-3にはハン・ソロとかランドみたいな役回りの人がいないのが、話をつまらなくしている原因な気がします。なんつーか、ようするに主要な登場人物みんな超能力者なわけでしょ？（笑）　そのうえCG使いすぎ。はっきりいって、誰にも感情移入できません。この点は映画としては問題だと思うんだけどなあ。ダースベイダーも最後の最後に出てくるだけだから、感情移入もクソもないし・・・さすがにベイダー卿が出てきたときは「おおっ」とか思ったけど、そう思った次の瞬間、エンドクレジットだし（笑）。

つまり4-6では、ハン・ソロみたいな普通の人間（とかチューバッカみたいな普通の宇宙人。笑）が活躍したりするところが面白かったわけですよ。Ep4でハン・ソロがルークをぎりぎりで助けるところとか、Ep6でランドがスーパーデススターを爆破したりするところとかがかっこいいわけですよ。これがルーク・スカイウォーカーだけめっぽう強くて、あとは足引っ張るだけの存在だったり、ハンもランドもJediだったらつまんないでしょう？

サミュエル・L・ジャクソンあたりがハン・ソロ的な役回りで活躍したら、もうちょっと面白くなった気がするんですが、どうでしょ？

とまあ書いているうちに、昔のスターウォーズをなんとなく観たくなったりもしたので、最近ようやく発売されたらしいDVD-BOXでも買おうかと思ってチェックしてみたところ、こっちはこっちであれこれ手が加えられているらしく（しかもラストシーンまで）さらに幻滅・・・

しかし宇宙戦争もつまらんかったしなあ（マイノリティ・レポートがクソだったので不安だったのですが見事に的中）・・・SF冬の時代ですか？　まあ、とっくの昔に冬の時代になってた気はしますけど。CGでなんでもできるようになっちゃって、かえって面白いのが減った気がするなあ。

ちなみに、純粋なSFじゃないけど、最近のお勧めはなんといってもTRU CALLING。スターウォーズとか同じFOXのテレビドラマ「24」に比べれば制作費なんて10分の1以下でしょうが、面白さは10倍以上ではなかろうかと。しかし、なぜか本国ではシリーズ打ち切り（しく）。まあ、打ち切りになった理由もなんとなく分からなくないんですが・・・相変わらず僕が良いなあと思ったものは長続きしないようです（苦笑）。